2004年2月28日。
ちょうど、10年前。
自分のお店が火事になって全焼した。
店の中から出れずに、一酸化炭素を吸って気を失った。
気付いたら、消防士の人が足を引っ張って店から引きずりだしてくれてた。
次の日、警察の事情聴取があった。
「死なずにすんでよかった。君を助けてくれた消防士の人があと5分遅かったら助かってなかった。」
「道が狭いせいで、消防車が上手く進めなかったからその人は一人降りて走って現場まで行ったんだよ。そして、目の前の火の海を見てもためらわず中に飛び込んで君を助けんだよ。自分も死ぬかもしれないのに。
それだけ、現場の炎はひどかった。」
そんな風な事を言われたの今でも覚えてる。
あれから10年。
自分は、命の大切さや、尊さ、生きてる喜びを常に感じながら生きてたのか。
この、救ってもらった命と身体を使って全力で何かに挑み闘ってきたのか。
そうじゃないな。
いつも、ただ生きてたな。
いつも、逃げてたな。
今、はっきり思う。
あなたのおかげで、私は生きてます。
命の重さ、毎日感じながら生きようと心がけています。
あの日、あなたに助けてもらっていなければ今私は存在していないという、恐怖と向き合いながら生きてます。
あなたに救って頂いたこの魂と身体、思う存分使わせて頂きます。
思いっきり生きてやります!
私の全てをかけて、感謝致します。
プロテインで一人乾杯。